UMPCを選択するための5つのチェックポイント

| 2008/10/29

UMPC(ウルトラモバイルPC)、Netbookと言われるミニノートPC選びで失敗しないコツは何でしょうか? ポイントは「普通のノートPCとして考えない」ということになるかと思います。ミニノートPCの最大の魅力は、なんと言っても「価格の安さ」や「コンパクトさ」にあります。これまでの「小型のノートPC」といえば約20万円台と“高価”な印象がありましたが、今話題のUMPCは万円台を中心にラインナップがそろっています。

ただ・・・・ちょっと待ってください! 今「価格がさがったから今こそ買うタイミングだ!」なんて思ってはいけません。 UMPCは、インターネットサーフィン、メール、ブログの更新等を中心とした用途のために作られたパソコンで、動画編集やヘビーな画像加工、高いパフォーマンスが必要なゲームなどには向いていないのです。 低価格を実現するために、処理能力や拡張性、液晶パネルの性能など、割り切る部分は割り切られているので、現時点では高性能PCばりになんでもできるわけではないのです。 とはいっても、モバイル中心の作業を行うには問題なく、2台目のサブマシンとしては必要十分な機能と性能が備わっており、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。

このようなUMPCの特性を踏まえた上で以下の点をチェックすれば、それぞれのモデルの個性が見えてくると思います。低価格UMPCならではのそれぞれの“一長一短”を把握したうえで、「自分にとって一番バランスのよいモデル」を選ぶことがポイントとなるのです。

チェックポイント①携帯性

携帯性を考えるならば、もちろん小さくて薄くて軽いほうがよくなります。本体だけでなくAC電源の大きさや重さもあわせてチェックしておきましょう。重量の目安としては、本体とAC電源をあわせて1.5㎏未満が携帯できるかどうかの目安となります。

チェックポイント②キーボードの打ちやすさ

UMPCでは、本体の小ささゆえ「キー配列」や「キーサイズ」に若干無理がある場合があるので、忘れずにチェックすること。できれば店頭で実際に触れてみることも大切です。配列やストローク感にもよりますが、目安としては、キーピッチが16mm以上ならばタイピングもスムーズに行えるでしょう。

チェックポイント③画面サイズ・見やすさ

液晶パネルは価格の差が最もでやすい部分ですが、一般的なウェブサイトを横スクロールすることなく閲覧するためには、解像度は最低限、「1024×600ドット以上」が望ましいでしょう。そのほか、外出先でのモバイル用途を考えると、輝度や視野角も確認ポイントです。

チェックポイント④バッテリー駆動時間

UMPCは持ち歩いて使用することが多いことを考えると、バッテリー駆動時間はかなり重要なポイント。駆動時間は長いに超したことはありませんが、実測値で2時間以上は稼動してほしいところです。大容量バッテリの有無もチェックしておきましょう。

チェックポイント⑤処理能力

現状のUMPCのラインアップでは、まだCPUやメモリーなどのスペックに大きな差がないため、ベンチマークソフトのスコア差は出にくくなっています。それ以外のポイントとしては、製品によって違いのある「記憶装置(HDD/SSD)の容量」や、メモリーの増設の可否、また、放熱性などがUMPC選択の参考になるでしょう。

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今話題のAtom使用UMPC(ウルトラモバイルPC)を中心にNetbook,Mini Note PCまで低価格コンパクトPCの機能・価格比較から、便利な使い方までご紹介。EeePC、Aspire one、Dell、HP等各種製品を徹底的に解説していきます。

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